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エッセイ書きたい

  • 執筆者の写真: 村上ヒデキ
    村上ヒデキ
  • 2019年5月29日
  • 読了時間: 3分

エッセイなるものに憧れはいだかなかったか。私はいだいたことをたぶんにしてある。俵万智が「サラダ記念日」を制定したあたりからエッセイにものすごく興味があったのだ。


ただエッセイなるものをどう書いたらよいかわからず、ダラダラと日々をすごし今日まで人生を無駄にしてしまった。今もそうだ。駄文を連ねては…まぁその話は置いておこう。


ともかく、エッセイを書きたいのだ。日記であり雑記であり、なかにはピカリと光ったり、人の希望になるようなもの。そんなものを果たして書けるだろうか。


うん、書けない。書けないね。今までぐーたらしてた人間がそんな大それたものは書けるはずもなく、チンタラチンタラと駄文を繰り返すのみ、しかないのだ。残念ながら。


現在、劇団演陣に書き下ろす曲のことでテンヤワンヤな日常。オーダーの曲数は日を重ねるごとに増し、メモ帳にスタックされていく。ああ。


そういやサラダ記念日のサラダは何味だ。カレーか。サウザンか。チョレギなのか。この味がいい、といったからにはかなりのピーキーな味だったのではないか。いやそれとも種類の話か。ポテトサラダなのか。明太チーズサラダなのか。焼肉屋さんのチョレギサラダなのか。謎は深まるばかり。


その謎を考えたところで、こちらの味はともかくとして読み手に想像させるものなら何味でもよろしい、と空想上の俵万智さんから言伝をうけたまわったのでココでお伝えしておく。さすが俵さんだぜ。


ようは自分が納得して、人に読ませるような文章であれば日記の範疇をこえてエッセイになるのではないだろうか。すなわちそれが創作ということにもなり、私はクリエイティビティ満載の人間となり、社会の歯車から脱線し、退屈なヒットチャートにドロップキックし、そのままリングに体をぶつけ、腰をいわせて、いまこうして椅子に腰掛けているのではないか。あらよっと。


そう考えると世界は壮大である。そして世界は小さい。小さいながらもかなりのスケーラブルなのだ。どっちにしろ、人生をかけて味わいつくすなんていうことはできないくらいに大掛かりなセットにはなっている。


どこくらいまで味わえばいいのだろう。ガムをかんで30分ほどすぎるところまでであろうか。味がなくてもクッチャクッチャし、反社会勢力と見られ、秩序のない現代に水平チョップくらわし、そのまま肩をいわせて、いまこうして椅子に腰掛けているのではないか。あらよっと。


というわけでエッセイなんてどうでもいいこと、なんていうのがわかってきた。ノリにまかせて書いてしまえばどうにかなるもんだ。書き手は私、読み手は君だ。がんばれ♡がんばれ♡なんて言いつつも、今日も椅子からオールオーバーザ・ワールド。トイレに立ちたくなってきたので失礼する。


ああ、腰が痛い。サラダ食べたい。

 
 
 

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